問題解決事例

製品ラベルを目視チェックしており非効率

コスパの良い方法で自動化!

お客様のお悩み

お悩み

大手電機メーカーA社様

製品に貼付するラベルを社員が目視で校正・検査しており、効率が悪い。
人の目に頼らず合否判定できるシステムの導入が急務となっている。

A社様の工場では、大型の電機製品に貼るラベル(A4サイズ程度)を目視で検査していました。

製品の納入先や品番によってラベルに記載するべきロゴや記載情報が異なり、万が一の誤表記は重大なトラブルに直結します。その心理的負担や品質保証の観点から、特定の社員の方が1枚1枚慎重にチェックしていました。
ラベルは工場内のラベルプリンターで印刷されるのですが、印刷時にゴミが付着したり、カスレやカケが発生する場合があります。それらのチェックも含め、ラベル1枚につき10分程度かかっていたそうです。

人の目に頼るチェック体制は非効率であり生産性の低下にもつながるため、ラベルチェックの工程を自動化したいとお考えになり、コスモテックを含む数社に相談されました。

コスモテックが解決!

解決

カメラを用いる一般的な方法ではなく、独自のアイデアで市販のスキャナーとPCを利用する方法を提案し、専用ソフトを開発。

複数台導入してもリーズナブルな上、カメラの弱点もカバーできる一石二鳥の自動判定システムを実現しました。

高額なカメラや画像認識装置は不要。安価な市販品で構成したシステムを考案

ラベルの記載内容を読み取り合否判定をしたいとなれば、多くの方は【カメラ、画像認識装置、診断ソフト】を用いる画像処理システムを思い浮かべるでしょう。
現代においてはそれが最も一般的な方法ですし、画像処理機器のメーカーが販売しているシステムもたくさんあります。
しかしそういったシステムは大変高価です。A社様は3つの製造ラインに導入したいとご要望でしたので、ハード+ソフトで何千万という高額になることが予想されます。

そこで弊社は、全く異なる発想でお客様の課題に挑みたいと考えました。お客様の現場に即したシステムを開発するため、まずは現場にお伺いして実際の作業を見せていただき、現場でのお困りごとなども詳細にヒアリングさせていただきました。

そうして出てきたのが、【市販のスキャナーとパソコンを利用し、合否判定のためのオリジナルソフトを弊社で開発する】というアイデアです。

印刷されたラベルをスキャナーに通すと、パソコン画面に「正しいラベル」と「スキャンしたラベル」の画像が並んで表示され、正しいラベルとの差異がなければ「OK」、差異があれば「NG」となります。ロゴや文字情報だけでなく、印刷時のゴミ付着、カケ、カスレも差異として認識され、NG箇所は色付きで表示されますので一目でわかります。

判定結果画面(サンプル)

コストは、市販のスキャナー、パソコンの購入費用(本件の場合はお客様が販売店から直接購入)と、弊社でのソフト開発費用のみ。カメラ方式のシステムと比べて1/3ほどのコストで済みます。
A社様も、それは面白いアイデアだと評価してくださり、導入決定となりました。

開発時にはラベルのOKサンプルとNGサンプルをできるだけ多数ご提供いただき、様々なNGパターンへの対応を検証し、繰り返しテストを行いました。納品後も、実際に運用される中で新たなNGパターンが出てきた際にはフィードバックを受け、随時反映していきました。

スキャン画像を分割して処理するアイデアで、スピードアップ

微細なゴミやカケまで高精度に判定するには、高解像度でラベルをスキャンすれば良いのですが、解像度が上がるほどデータが重くなりソフトで処理する時間が長くなってしまいます。
そこで、判定にかかる時間を極力短くする方法を模索し、画像を分割して処理する方法を発案しました。解像度をあまり上げずにスキャンした画像を分割し、重要エリアを拡大して処理するようなイメージです。この方法により5〜6秒での判定を実現しました。

ラベル情報の変更にも自動で対応。ソフトを修正する手間もなし。

お客様の方でラベルのレイアウト情報を変更された場合(例えば製造番号など記載情報の変更)、同時にラベル判定ソフトにも反映されます。具体的には、レイアウト情報の大元であるCSVファイルを読み込み、ソフト内で変更を反映したラベル画像を生成します。
大きな変更でない限りはソフトを書き換える手間なく、常に正しいデータとスキャンデータを照合することができます。

カメラ方式の弱点である「光の影響」を一切受けない

カメラを用いる画像処理システムの場合、ラベルを撮影する工程でどうしても光の影響を受けてしまいます。天気によって変わる外光を考慮する必要がありますし、室内の照明を変えただけでもエラーになることがあります。
光沢のあるラベルはなおのこと光を反射しやすいため注意が必要です。
一方、スキャナー方式は撮影の工程がないため光の影響を一切受けません。屋内であれば環境を選ばずご使用いただけます。

ラベルが湾曲していても問題なし。平らに延ばす手間も装置も不要

ラベルプリンタで用いるラベルは通常ロール状になっているため、印刷したラベルは多少なりとも湾曲しています。カメラ方式の場合、湾曲したままでは適切な撮影画像が得られないため、プレス機やリワインダーなどで平らに延ばす工程が必要になります。
その点、スキャナー方式なら湾曲したままスキャナーに通すことができます。カメラ方式に比べて検査工程がシンプルであることもスキャナー方式のメリットです。

開発・納⼊品

ラベル印刷⾃動判定ソフト

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